アルミニウム用三価クロム化成処理 (RoHS対応)
アルミニウム用三価クロム化成処理は環境対応型の表面処理で、RoHS指令(10物質)などの環境規制に対応しています(アロジン処理のRoHS対応代替処理とお考え下さい)。
本処理によりアルミニウム及びアルミニウム合金表面に生成される皮膜は、腐食環境から素材を守り、素材の耐食性を大きく高めます。また、本処理の後塗装をする場合、塗膜の密着性を向上させます。また、アルミダイキャストを含む幅広いアルミ材料に対応し、良好な皮膜性能が得られます。
処理には電気分解を使わず、処理液に品物を浸漬し化学反応によって皮膜を生成させますので、複雑な形状物やパイプの内側なども均一に皮膜を生成します。
色調 | 無色(白色)~灰白色 |
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皮膜厚 | 数十ナノメートル |
導電性 |
有 |
耐食性 | 中性塩水噴霧試験168時間以上腐食発生なし (試験片A5052の場合)〔JIS Z 2371による〕 |
塗装密着性 |
良 |
適応素材 | アルミニウム及び各種アルミニウム合金・アルミ鋳物・アルミダイキャスト |
標準作業フロー | 表面清浄(表面調整) → 水洗 → 三価クロム化成処理 → 水洗 → 乾燥 |
使用用途 | 電気部品全般・建材・塗装下地など アロジン処理の代替 |